「いつか自分の鍼灸院を持ちたい」
「場所にとらわれず、自由な働き方をしたい」
そんな想いを抱える鍼灸師の方へ。
本記事では、フリーランス鍼灸師として開業を目指すあなたのために、必要な準備を段階的にまとめた開業チェックリストをご紹介します。自宅サロン・シェアサロン・出張専門など、どの形態にも応用できる内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
✅ ステップ1|開業の基本準備
□ 開業スタイルを決める
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自宅開業
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出張専門
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シェアサロン利用
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レンタルスペース活用 など
それぞれのメリット・デメリットを比較検討しましょう。
□ 開業届の提出(税務署)
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屋号を決めて提出(任意)
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提出期限:開業から1ヶ月以内が望ましい
□ 青色申告承認申請書の提出
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節税メリットあり(複式簿記で65万円控除)
✅ ステップ2|事業インフラの整備
□ 事業用の銀行口座を開設
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プライベートと分けて管理しやすく
□ 事業用のクレジットカードを用意
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経費精算の効率化
□ 会計ソフトの導入
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マネーフォワード
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freee
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弥生 など
開業当初から記帳を習慣化しましょう。
✅ ステップ3|集客・ブランディングの準備
□ 屋号・ブランド名を決める
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コンセプトに合ったネーミングを
□ ロゴ・名刺・チラシを作成
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Canvaなどを活用して低コストに作成も可能
□ SNS・ブログ・HPの開設
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Instagram、LINE公式、WordPressなど
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無料〜有料サービスを比較して選ぶ
□ 口コミ獲得・Googleビジネス登録
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MEO対策として重要
✅ ステップ4|施術環境・衛生管理の準備
□ 施術用ベッド・タオル・備品の準備
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ポータブルベッドは出張にも◎
□ 鍼・もぐさ・消毒用品などの在庫確認
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法令に基づいた保管・使用方法を厳守
□ 施術カルテ・同意書のフォーマット作成
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紙ベースまたはデジタル管理(Notionなど)
□ 賠償責任保険に加入
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万が一に備える安心材料(鍼灸師協会等)
✅ ステップ5|価格設定とメニュー設計
□ ターゲットに合わせた価格帯の設計
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地域相場と自分の経験値をもとに設定
□ 施術メニューを明文化
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例)全身調整60分、美容鍼60分、セットメニューなど
□ 予約・決済手段の導入
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予約システム(RESERVA、STORES予約など)
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キャッシュレス対応(Square、AirPay、PayPayなど)
✅ ステップ6|法律・制度の確認
□ 医療広告ガイドラインの確認
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違反しやすい表現(例:「即効性」「完治」など)を避ける
□ 補助金・助成金制度の活用検討
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IT導入補助金、小規模事業者持続化補助金など
✅ ステップ7|心構えと働き方の整備
□ 仕事と生活の時間管理
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予約可能時間と休みのバランス
□ メンタルケア・孤独対策
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同業者との交流や勉強会への参加もおすすめ
□ 継続的な学びの場を持つ
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技術セミナー、オンライン講座など
✅ まとめ|準備をすれば不安は小さくなる
開業は大きな挑戦ですが、一つひとつ着実に準備することで「不安」は「自信」に変わっていきます。
この記事のチェックリストをもとに、自分のペースで行動を進めていきましょう。