はじめに
フリーランス鍼灸師として独立してから、ずっと悩んでいたのが「経理」と「確定申告」でした。
領収書をため込んで、年末にまとめて電卓を叩く…そんなスタイルを続けていると、仕事の記録が追いつかず、数字も合わない。毎年の申告時期が近づくたびにストレスでした。
そこで導入したのがクラウド会計ソフトの freee。
正直「会計ソフト=難しい」というイメージを持っていましたが、実際に使ってみると驚くほどシンプル。むしろ「お小遣い帳感覚」で仕訳ができて、経理への苦手意識がかなり軽くなりました。
freeeを使うと仕訳がラクになる理由
1. 鍼やお灸などの消耗品も自動で取り込み
私は業務委託のスタイルで働いているので、サロンの家賃や光熱費を直接払うことはありません。
その代わり、鍼やお灸、消耗品をオンラインショップで購入する機会が多いんです。
銀行口座やクレジットカードをfreeeに同期しておけば、その明細が自動で取り込まれて、仕訳候補が表示されます。
「これは消耗品費かな」と選んでクリックするだけで、入力作業がほとんど不要。
2. レシートはスマホで撮影
コンビニで買ったお茶や文房具などのレシートも、スマホで撮影すればOK。
文字を読み取って自動で仕訳候補を出してくれるので、昔ながらの「手書きノートに金額を書き写す」作業から解放されました。
3. 事業用口座・カードを同期できる
事業用の銀行口座やクレジットカードを同期しておくと、日々の取引はほぼ自動でデータ化されます。
あとは勘定科目を選んで仕訳するだけ。リアルタイムに収支を把握できるのが便利です。
4. 家計簿に近いUI
「収入」と「支出」が色分けされ、残高の推移もグラフで見えるので、まるで家計簿アプリを見ている感覚。
「今日いくら使った」「今月はこのくらい収入があった」がすぐ分かるので、経営数字を身近に感じられるようになりました。
実際に感じたメリット
- 時間の短縮:確定申告前に慌てなくて済む
- ミスが減る:自動仕訳だから桁の打ち間違いがほぼない
- 取引の自動取り込み:口座・クレカを同期するだけでデータが流れ込む
- 気持ちの余裕:「あ、今月ちょっと収入少なめだな」とリアルタイムで把握できる
特に「経理は苦手だけど数字は把握したい」というタイプの私にはぴったりでした。
注意点も少しだけ
もちろん、最初は勘定科目の選び方で迷うこともありました。
たとえば「文房具」は「消耗品費」で良いのか?それとも「事務用品費」なのか?
でもfreeeは検索バーで「文房具」と入力すると候補が出てくるので、すぐに解決できました。
まとめ
鍼灸師として独立すると、施術以外の仕事も一気に増えます。
その中でも「経理」はつい後回しにしてしまいがちですが、freeeを導入してからはお小遣い帳をつけるような感覚で、気軽に経理ができるようになりました。
特に、鍼やお灸などの消耗品購入も自動で取り込まれるので、あとは勘定科目を選ぶだけ。
本業にもっと集中できるし、確定申告シーズンの憂鬱もなくなります。
「会計ソフトは難しそう…」と感じている方こそ、freeeのシンプルさを一度体験してみる価値があると思います。